大得工務店

パッシブデザインで理想の住まいを実現

モノトーンで仕上げたモダンな3階建てのお住まい【完成の様子】

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物件データ
構造・・・木造軸組工法、外張り断熱工法、3階建て

間取り・・・3LDK
地域・・・磐田市草崎

設計&外観
外観は、モダンな雰囲気にされたいというお客様のご要望でモダンかつ耐久性の高いガルバリウム鋼板を使用して設計しました。当初2階建てで計画をしておりましたが、プランへのご要望が増える事で3階建てでの計画と変更になっていきました。

限られたスペースでの建築であったため、3階建てになると縦長になるため、家の高さをなるべく低くするように構造体や建物高さを低くして見た目のバランスがよくなるように計画しました。屋根はオーソドックスな切妻屋根を採用しています。となった流行・モダンにしすぎた外観形状を採用することは、10年・20年と経過したときに築年数以上に古臭く感じられてしまいます。

最低50年以上の耐久性を持つ住まいですから、築年数が経過しても古臭さを感じさせないシンプルな切妻屋根としています。
ハンズ&アーキテクトでは切妻の屋根を基本とした設計をしていますが、これは屋根裏に熱を溜めない、雨漏りのリスクを抑える、余分なコストが掛からないといった理由があります。

設計&内装
家全体のインテリアは、お客様のイメージで白をベースに黒をアクセントとしたモノトーンで仕上げました。家具も白と黒をベースにしたものを選んで頂き、家と家具がマッチしたお住まいとなっています。そのために、間取りのプランニングの時点から家具の計画や照明器具の選定なども平行して進め、家具と建物の一体感が出るように内部を仕上げています。

性能
家の断熱性能は快適な空間の必須条件です。そこで断熱工法は、ハンズ&アーキテクトが長年の実績を持つ外張り断熱工法を採用しました。

外断熱工法では、光熱費が抑えられるといった金銭的なメリットも大きいですが、外張り断熱工法ではジメジメしない・室内の温度ムラが少ないという特徴がありますので家族の健康が守られるということが一番のメリットです。


落ち着いた雰囲気の玄関ホール21玄関から室内に上がる段差は階段と同じ約20cmで靴の脱ぎ履きのしやすい高さとしました。インテリアは白と黒をベースにしたモノトーンですが、床タイルは空間で一番濃い黒を選んで頂いたことで玄関を開けたときの雰囲気がグッと引き締まったように感じます。

引戸を積極的に採用した設計14
玄関から入った廊下は真っ直ぐな動線を計画し、浴室やトイレへのアクセスもしやすくしています。

ハンズ&アーキテクトでは、室内のドアは開き戸ではなく引戸を極力採用するように設計しています。引戸は引き込みのスペースを確保しなければいけないことと、開き戸に比べると価格が少し高いこと、レールの掃除の必要があるというデメリットはありますが、機能的には非常に優れているからです。

引き戸のメリットは、例えば引戸は開けたままの状態で生活して扉を開けた時に扉が壁の中で納まるので、解放感を出しやすいこと。扉を開けた時に開き戸のように場所を取らないので邪魔にならないこと。また、引き戸は開閉する際、開き戸のように身体の動きが少なくて済むので、高齢者や身体の不自由な方にも使い易いのもメリットです。さらに、風でバタンと締まることがないので通風しやすいことも利点です。


家族とコミュニケーションしやすいリビング27リビング正面の壁はテレビボードなどを配置するために最適な計画としました。

まず、お客様がソファーなどと合わせて選んでくださった収納家具を壁に固定しました。窓サッシはやや小さめのものを採用し、昼間にテレビを見る時でも日差しでまぶしくなり過ぎないように配慮しています。また、事前に選んでおいていただいたテレビボードのサイズに合わせて、コンセントやテレビ配線なども決定しています。そうすることで配線が余分に見えることも少なくなり家具と家電が美しく収まります。

家は完成して引渡しされた時ではなく、家具を収めた時が完成です。何も形がない状態だと大変ではありますが、生活のイメージをしっかりと立ててどこに何を置き、一日をどういう風に過ごすかというイメージをしていくのが家づくりの成功のポイントです。

吹き抜けを計画することのメリットとデメリット26
リビングは吹き抜けで3階のホールとつながっています。

テレビを置くリビング正面は、窓が大きいと日差しが目に入ってテレビが見にくくなってしまいます。そこで、吹き抜けからの間接的な光で空間全体を明るくするように設計しています。

吹き抜けは家の性能が低いと、冬にエアコンを使った時など室内の温度差があるときに暖かい空気が上に昇っていき、暖房の熱などがドンドン逃げてしまうために光熱費が上がる可能性があります、また、空間がつながっていることで音が響きやすいこと、高いところの窓掃除や照明器具のメンテナンスがしにくいといったデメリットもしっかりと考えておかなければいけません。

ただ、原因を知った上で対策すればうまく利用することが可能です。吹き抜けは、広い空間による開放感と日中の明るさを効率的に確保することができます。また、音が聞こえやすい反面、家族同士の会話などコミュニケーションが取りやすいので、平面方向で建物を広くすることが難しい場合は効果的です。


白で統一された清潔感のあるダイニング
1ダイニングキッチンは南面に大きな窓を計画して朝日がたっぷりと入る明るい空間となりました。

構造的に見えている天井の梁はお客様自身が白く塗られたものですが、空間の白の中に溶け込んで馴染んでいます。梁にある黒い点は梁を固定する金物で、化粧梁用の金物を使用していますのですっきりとして見えます。

ダイニングのペンダントライトは、お客様がこだわって探されたものです。明るさはそれほどではありませんが、光が美しく広がり毎日の食事がよりおいしく感じられます。

構造強度と開放感を両立9
キッチンの横にある×印の壁は、筋交いという構造用の部材が入った壁です。

設計の結果取り付けなければいけないものなのですが、普通の壁にしてしまうと開放感が少なくなってしまうため、筋交いのみを化粧仕上げで見えるようにしています。

目線が通るようになるだけで室内の開放感は大幅に増すので、限られたスペースでプランニングするときは有効です。最後は、梁などと同様にお客様の手で筋交いを白く塗っていただきました。

フロア全体が明るくなるインテリア2
リビングとダイニングは床、窓枠、壁などすべて白で統一していただいています。白い壁は他の色よりも光を反射するため、実際の広さ以上に広く見えるので開放的な空間にしたい場合は積極的に使っていくのがおススメです。

右にあるのはキッチンの対面の作業カウンターです。こちらでは主にパソコンを使っていただくためのスペースとして計画しました。

同じ室内でも、作業内容ごとに場所を分けてそれぞれの作業をしやすいように工夫しておくと生活がスムーズになりおススメです。


シンプルで機能的なキッチン

既製品の家具を導入することのメリット8
キッチンの後ろの食器棚は、リビングの壁に取り付けた収納と同じシリーズの家具を設置しました。

ハンズ&アーキテクトでは、お客様が選ばれた家具などを元にプランニングをしたり、選ばれた家具を建物に一体化施工したりすることも請け負っております。

お気に入りのもの、コストパフォーマンスの高いものを積極的に使用することで家により愛着がわきます。

調理のしやすさを考えたキッチン24


キッチンはパナソニック製のものを選んで頂きました。パナソニックのキッチンは他メーカーのものよりもすっきりしたデザインが特徴で、シンプルな造りの家にマッチします。

キッチンの内側、作業スペース前には調理家電用のコンセントを設けたので調理家電なども使いやすくなり、毎日の料理をより快適にしていただけます。

いつまでも綺麗な状態を長持ちさせるために3キッチンと隣り合った位置には食品庫を設置しました。境の壁はクロスなどで仕上げず、角に階段などと同じ素材の木を張って耐久性を高めました。内装の痛みを減らすため、よく触るところ、物をぶつけやすいところでは後々差が出てきます。
住む人の使い方に合わせて調整する棚板4食品庫は可動式の棚板で1cm刻みで棚板を調整していただくことができます。高さも天井まで目一杯使っていただけるので空間のロスがありません。リビングからは死角となり見えない位置なので、あえて扉を設けず出し入れがしやすいようにしています。

階段下収納

12階段下も室内と同様にクロス仕上げとしました。

真っ直ぐに壁下地を造れる廊下などと違い、階段の踏み板の複雑な形に壁下地を施工していくのはベテランの大工さんでも一苦労です。

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収納の奥は壁から入る床下点検口になっています。床下点検口は通常床に付けることが多いですが、よく踏む場所に取り付けると点検口がガタガタしてくることもあります。床下に入れる位置に取り付けができていれば良いものなので、必ずしも床につける必要はありません。


天井勾配を利用した洋室
11こちらは3階の洋室ですが、家全体の高さの制限があるため1階から3階まで各階の高さを少しずつ低くして設計しています。3階も設計上高さを低くする必要があったため、圧迫感を感じないように、屋根裏の空間まで利用した勾配天井にして、床や窓枠など含めてすべての部材を白で統一しました。火打ちという構造材のみアクセントとしてそのままの色で残しています。


高さを低く抑えつつも開放的な洋室19こちらの洋室はベランダが付いています。ベランダへ出るには約20cmの壁の立ち上がりをまたいでいかなければなりません。仮にベランダの床と窓をフラットにしてしまうと、大雨などでベランダに水がたまった時に室内へ水が入り込みやすくなってしまいます。


ロフトロフト
屋根裏空間もロフトとして有効利用します。ロフトは夏暑いイメージをお持ちの方も結構多いのですが、高性能なエアサイクル工法の屋根断熱材が、遮熱と断熱をバッチリとしてくれるので、室内も驚くほど暑くならないです。


お掃除が楽な水周り空間
洗面台
洗面化粧台はお客様がこだわられた、オープンな造りが特徴のパナソニック製のものを採用。正面と横の壁には樹脂のパネルを張り、水汚れがつきにくくお掃除が楽な仕様にしました。

洗面化粧台の周りは水が飛び跳ねることによって非常に汚れやすく、洗面化粧台のリフォームのご相談を頂いたときに見せていただくと壁が非常に汚れている家が多いです。汚れにくく、お掃除がしやすい仕様にしておくことは、長い目で見た時に非常におススメのポイントです。

お風呂

お風呂もキッチンや洗面化粧台と同じパナソニック製です。1階のアクセントカラーはナチュラルな色味で統一していただいたので、2階などよりも優しい落ち着きのある雰囲気となりました。

トイレ

トイレはジャニス社の物を選んで頂きました。ジャニス社はショールームを持たないため知名度は低めですが、TOTOとLIXILに続く業界3位の会社です。外国の会社と思われることもあるのですが、LIXILと同じく愛知県常滑市に本社を置く日本の会社で、アフターサポートもしっかりしているので安心です。

今回はジャニス社の主力商品であるタンスレストイレを採用していただきました。ジャニスはTOTOやLIXILに比べると、比較的お値打ちに高機能なトイレを選んでいただくことができます。

手洗いボウル

トイレの正面にはゆったりとした広さの手洗いを設置しました。こちらは大工造作で組み合わせた手洗いですが、トイレと同じジャニス社の円形ボウルに、階段材と同じ耐久性の高いカウンター材、ドアなどと同じ素材の収納キャビネットです。トイレの手洗いに小さなボウルを使うと、水跳ねが多く周りが汚れやすくなってしまいますが、直径45cmのゆったりとしたボウルを採用したので汚れを気にせずお使いいただけます。

決まった寸法の手洗いキャビネットと違い、隙間無くピッタリと収まった手洗いは、見た目がよいだけでなくお掃除が楽です。


天井高さの工夫で落ち着く寝室22通常の天井は、天井の梁の下に吊木(つりぎ)という木材を取り付けてから、木で格子状に下地を組み、プラスターボードと言う板材でクロスなどの下地を造ります。こちらの寝室は構造的な理由でやや低めの設計なので、構造の梁(はり)を出した天井にして低さを感じさせないように仕上げました。

梁見せ天井のメリットとデメリット23

化粧梁ではなく梁現しの場合、他の部屋は床と天井の間がある(天井裏がある)のですが、それが、床兼天井になるので、天井高が高くなります。高い天井が好きな方にはメリットとなります。

逆に、上記の構造上、真上の部屋の物音が伝わりやすくなりますのでよく聞こえます。そのため、子供部屋の下にある寝室など生活時間の違ってくる可能性のある部屋が上下になった間取りはおススメできません。
見た目も大切ですが、メリットとデメリットを理解してうまく採用するといいと思います。



階段ホール7階段ホールは通路であり、家具をあまり置かない空間なので、全てを真っ白にしてしまうと全体がぼんやりとした雰囲気になってしまいます。

そこで天井に思い切って黒いクロスを採用していただきました。天井高さが高いので圧迫感がそれほど無く、適度な開放感が出せています。

リビングと縦につながる空間上から

建物の南東角にある吹き抜けは、3階ホールと2階リビングの両方に光を届けます。

書斎も兼ねる3階ホール
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3階の階段ホールです。昇りきった部分を少し広く計画し、書斎としてもお使いいただけるスペースとしました。この階段ホールは吹き抜けとつながっているので2階のリビングの家族と会話をすることもできます。


ガルバリウム鋼板施工の外観20外観はガルバリウム鋼板の外壁材でモダンに仕上げました。ガルバリウム鋼板の外装材のメリットとデメリットを下に書いてみましたが、メリットが結構あるので見た目が嫌いでなければ積極的に採用してもいいと思います。

ガリバニウム鋼板を外壁材に使うメリット

ガルバリウム鋼板を外壁材として使う場合のメリットを紹介します。

メンテナンスが少なくて済む

ガルバニウム鋼板は、 塩害地域で15年、それ以外で25年の耐久性と言われています。塗り替えについては、施工後15年はやらなくていいと思いますので、通常のサイディングが10年ごとの塗り替えを奨励されていることを考えますと、1.5倍長いことになります。継ぎ手をコーキングで処置するサイディングよりもコーキングを使う部分が少ないので、その点も見逃せません。

錆びにくい

ガルバリウム鋼板は、表面のメッキに傷がついたとしても、 中に含まれる亜鉛が鉄より先に溶けて、鉄を錆から守ろうとします。また、亜鉛が錆びることによって、亜鉛の水酸化被膜が鉄の表面を保護する役割をはたして、 錆から材料自体を守るそうです。ややこしいですが、とにかくガルバリウム鋼板は錆びにくい材料だ、 ということが言えます。

耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は0.35mm程度の金属の板です。他の外装材と比べると圧倒的に軽いので地震が起きても家が揺れにくくなり、結果耐震性が高まります。

柔軟性が高い

金属板で簡単に曲げたりできる素材なので、壁下地が平らになっておらず下地の状態が悪い時でも非常に馴染みます。例えば

デメリット

傷・凹みに弱い

薄い素材と言うこともあり衝撃の影響を受けやすく、表面が滑らかなので傷がつきやすい素材です。また、部分的な交換はできますが、荷物を当ててしまった時などには凹みやすいです。

職人の腕で施工精度にバラつきがある

ガルバリウム鋼板は、工場で生産された1枚の平らな板を機械や人の手で折って加工して施工して行きます。機械で加工する部分は均一でも、施工する時にはやはり職人さんの手で細かな部材を曲げたりつなげたりしていきます。この施工の腕前は職人さんによって全く違い、雨が入ってしまうような収め方を平気でしてしまう職人さんもいれば、細部まで考え抜いてしっかり綺麗な施工をしてくれる職人さんもいます。職人さんのチェックと現場の施工管理が大切な素材です。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

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