大得工務店

パッシブデザインで理想の住まいを実現

「シンプルな和」自然エネルギーを最大限活かすパッシブ住宅【お客様との出会いと工事の様子】

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お客様との出会い

今回ご依頼いただいたS様とは、亡くなったおじい様の時から世代を超えた20年来のお付き合いです。
今回施工させていただいたお住まいの他にも、離れの建築工事を始め母屋のリフォーム工事など様々な工事を通じてお付き合いを頂いておりました。

元々母屋が建っていた場所に新築工事のご相談を頂いておりましたが、年回りが悪かったために工事を5年お待ちいただいておりました。当初のご相談から5年越しの工事開始です。

年回りとは・・・旧暦(古代中国から伝わった暦(こよみ)で、月の満ち欠けをひと月とする太陰暦)の新年である節分を目安に1年を計算し、年齢によって、運勢の良し悪しを見ること。


工事の様子をご紹介します

地鎮祭

1元々こちらにはお客様の家が建っていましたが、5年前に解体し更地になっていました。ご家族の年回りの良いこの年を待っていただいての工事開始、感無量です。
2工事の神主さんに来てもらい「地鎮祭」を行います。土地の神様にお祈りをして、工事の安全とお客様の家族の繁栄を願います。
3地鎮祭が終わったら、使用した荒縄と竹を焼いて炭にします。これには大切な役割がありますので後で使用します。

地盤工事

4図面で計画していた建物が実際にどの位置に来るのかを確認するため、縄を地面に張っていきます。地縄張りと言って、今後の工事でも建物位置を確認するために必要になる大切な工程です。
5地盤調査の結果建物を建築するために、元々の土地では十分な強さがありませんでした。そこで、砕石の杭を使用した「ハイスピード工法」という工法で地盤補強工事を行いました。

基礎工事

6地盤の強さを確保した後は基礎工事に入ります。砕石を使って地盤を均等に慣らした後、建物を計画した部分に湿気をカットするための防湿シートを敷き詰めます。
7-2外周部は、捨てコンクリートと言って下地とするためのコンクリートを施工します。その後、ベースとなる基礎を施工するため、家の外周部に型枠をセットしていきます。
8基礎が1cmでもずれていると、建物の構造体が全て狂ってきてしまいます。形がない場所で正確な基礎を施工するため、丁張りと言って高さや縦横の位置を正確に出す作業を必ず行います。
9先ほど施工した防湿シートの一部を切り、地鎮祭でお払いをした五穀と荒縄と竹の墨を一緒にして埋めます。これが家の繁栄を支えてくれるという考えです。
10基礎の骨となる鉄筋を施工していきます。長期優良住宅として、耐久性と耐震性に優れたバランスとなるよう構造計算をしてあります。基礎立ち上がり部分には白アリを防ぐ素材を混ぜた断熱材をセットしました
11下に敷いてあるサイコロの形のコンクリートはスペーサーと言って、コンクリートを施工したときに、コンクリートの重みで鉄筋が下に下がらないようにするためのものです。計算通りの強度を出すために必ず必要な部材です。

12鉄筋が設計通りに入っていることを確認した上で、床部分のコンクリートを施工します。基礎の床部分の仕上がりでもあるため、丁寧に施工していかなければなりません。
13床部分のコンクリートが乾いた後は立ち上がり部分のコンクリートを施工です。エアサイクル工法の通気口などの準備と鉄筋の補強を進めていきます。
14立ち上がり部分の型枠の施工が完了しました。木構造と基礎を固定するアンカーボルトやホールダウン金物もセットできたことを確認し、コンクリートを施工していきます。

15コンクリートを施工した後はブルーシートの養生をします。この養生は施工したばかりのコンクリートを急激に乾燥しないように守るためのもので、コンクリートのひび割れを防止するために大切な工程です。
16コンクリートの型枠が取れました。綺麗でいい具合に基礎が仕上がっています。手前は物干しなどに使用するテラスで、家の土間と一体させて施工することで強度が高くなるように計画しています。

手刻み加工

17その頃、当社の作業場では大工さんが上棟の準備で大忙しです。工場で加工するプレカットの部分がほとんどではありますが、プレカットでは対応できない丸太を梁に加工する作業中です。
18梁の加工が完了しました。鉄砲型に緩やかにカーブした形と、杉の美しい木目を化粧材として生かすように丁寧に加工しました。
19こちらは和室の床柱に使用する国産の槐(エンジュ)という木の柱です。白とこげ茶色の濃淡が美しい貴重な木で、現在は床柱になるような国産のエンジュはほとんど無くなってしまったそうです。
20こういった床柱や、奥にあるヒノキの大黒柱も、先ほどの杉の梁のように大工さんの手作業で加工します。一つ一つが高価な材料であることと、万が一加工ミスがあれば上棟当日に工事がストップしてしまうため、ベテラン大工さんでも緊張するそうです。
21加工が完了しました。大黒柱のヒノキの柱は大ボリュームの30cm×30cmで4面とも節の無い貴重な材料です。とっても高いです・・・。紅白の布を巻いて上棟当日を待ちます。

骨組み工事

22現場は上棟日を間近に迎え、準備に追われています。基礎の上に来る土台が大工さんの手で設置され、1階の柱もその上に並べられました。この状態ならすぐに柱を立てる作業に入れます。
23土台の「ほぞ穴」に差し込む「ほぞ」という突起部分です。これは工場でプレカット加工されたものですがこの突起部分が約10cmあります。
24こちらは土台の「ほぞ穴」という穴です。プレカットでは12cmの土台を貫通させる穴加工しかできませんでした。そこに10cmの「ほぞ」では穴の奥まで届かず「ほぞ」の周りに力が分散し土台が凹んでしまう心配があります。それを防ぐため「ほぞ穴」の奥に2cmの木をはめ込んで、柱の力が分散するようにしました。
25上棟の前日に運び込まれた構造材です。これだけ大量にある木を2日で組み上げるため、木材を置く順番なども考えて設置しています。
26上棟日当日は年末の寒い日でした。水が凍る、冷え込みの厳しい朝です。屋根の上は凍えるような寒さですが、幸い天気には恵まれました。
27レッカー車で構造材を持ち上げながら組み上げていきます。「かけや」で叩きながらぴったりとはめ込みます。
28柱の上に梁を落とし込み時は数人でほぞ穴の位置を確認しながら指示出しをします。大工さん同士のチームワークも大切です。
29作業場で手加工した化粧梁もピッタリとはまりました。ミリ単位で正確な加工をする大工さんの腕前には脱帽です。
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玄関から入った正面になる位置に紅白帯を巻いた大黒柱が設置されました。30cm角の柱だけあって、他の柱が小さく見えるくらい大きいです。
311階が組み終わりました。2階の柱を組み上げる前に2階の床下地を施工していきます。
32一番初めに2階の床下地の骨を入れていきます。これは梁に溝を加工しておき、骨となる根太という木材をはめ込む「落とし込み根太」という工法です。梁の内側にピッタリとはめ込むことで、梁のねじれ強度を高める効果もあります。
33落とし込み根太は手間がかかりますが、2階の床が長期間経過してもたわまないように、一般的な寸法の4.5cmよりも大きい6cmの高さのものを、45cm間隔で細かく入れています。こういった部分は計算上の構造強度とは関係ない部分ですが、家を丈夫に長持ちさえるためにはとても大切な部分です。
342階の柱と梁を組んでいきます。先ほど施工した落とし込み根太の上には28mmの合板を施工しました。落とし込み根太と28mmの合板が家の横方向の揺れに対してガッチリ踏ん張る、バランスのよい強い構造体です。
35続いて2階の屋根下地を組んで行きます。屋根の一番高いところも組みあがりました。一番高いところの横になっている木を棟と言って、これを組むことが上棟の由来です。
36次は垂木(たるき)という屋根の下地となる木材を施工していきます。瓦を載せてもたわまないように、落とし込み根太と同様の6cmの高さの太い木材を使用しています。

37ここまで施工したところで、あいにく天気が崩れてきてしまったため、大切な家が濡れないようにブルーシートをかけていきます。次はいよいよ上棟式です。

上棟式&お餅まき

38上棟式では、お供物を供え、お神酒で清めて工事の安全祈願とお祝いをします。上棟式の進め方は宗派によって色々なやり方があります。
39上棟式が終わった後はお餅まきです。最初に隅餅という大きなお餅を家の4隅にまいていきます。隅餅にはお金を入れるので拾う方も競争率が高いです。
40その後はお餅やお菓子などをみんなで一斉にまいていきます。仕事柄何度もやらせていただいていますが、とても楽しく夢中になります。
41下では近所の方々がたくさんお越し下さってお餅を拾っています。皆さん大声で叫んで一生懸命お餅を拾っています。
42お餅まきが終わった後は、工事の安全を祈念してみんなで乾杯をします。今ではほとんど無くなりましたが、昔はこのタイミングでお客様と職人さんたちで宴会をしていました。

屋根断熱工事

43翌日、天気に恵まれたのでブルーシートを取り屋根下地の垂木を全て施工していきます。段々と家の形になってきました。
44ここで登場したので外張り断熱「エアサイクル工法」の断熱材「シャルーフ」です。屋根下地の垂木にはめ込むように隙間無く施工していきます。断熱材の中央はアルミを張って熱を反射するだけでなく、空気も通るように考えられて加工されています。
45屋根の断熱材と断熱材の継ぎ目は後々開いて隙間ができないように、接着性の高い防水テープで繋ぎ止めていきます。ガムテープなどと全く違う、超強力な粘着力があり水に強い頼もしいテープです。
46屋根の一番高い部分にも隙間ができないように、ムース状の断熱材を吹き付けていきます。ホイップクリームのように出てきますが、ふくらんですぐに固まる高性能な断熱材です。
47屋根を裏から見てみました。梁の外側に貫通するボルトの部分も、熱を伝えにくくするように断熱材を吹き付けます。細かなことですが、こういった小さいことの積み重ねが家の性能を高める大切な工程です。

屋根防水工事

48屋根の下地の上に防水層であるルーフィングを施工しました。アルミをコーティングして銀色に輝く高性能な素材で、屋根断熱とダブルで夏場の照りつける日差しを反射します。
49屋根から壁につながる部分はルーフィングを20cm以上立ち上げます。一見大げさに見えますが、台風時など水の吹上げがすさまじいこともあるため、屋根と壁の接続部分は入念な防水処理が必要です。この処理が不十分な場合雨漏りしてしまいます。

壁断熱工事

50次は壁の断熱材を施工していきます。エアサイクル工法では「コムボード」という専用の断熱材を柱の外側に施工していきます。外壁の形に合わせて隙間が無いように加工しながら施工していくので非常に時間のかかる工程です。
51断熱材の継ぎ目部分は、屋根の断熱材のジョイントにも使った接着性の高い防水テープを綺麗に貼っていきます。断熱材の仮固定には釘を使用していますが、この釘の穴も後々隙間になる可能性があります。そのため、釘の頭にも防水テープを貼り付けていきます。

屋根排樋工事

52屋根の作業が少し進みました。銀色のルーフィングの上に最初に施工したのは薄いベニヤです。これは通気ベニヤと言って、防水層の上に水が入り込んだ場合にスムーズに水を排出するために隙間を作るための部材です。
53屋根瓦は雨が横から降り付けた場合瓦の裏側に雨が回ります。特に屋根の横部分は水が入りやすく、長年経過すると角の部材を固定している釘穴などからも水が入ります。すると下地の木が腐ってしまうことも多いため、木を守り水はけを良くするために屋根の一番外側に板金で加工した排水溝は排樋(はいどい)を取り付けました。
54屋根の横の部分と同様の理由で、1階の屋根と2階の壁がぶつかって水が流れてくる部分にも排樋を取り付けました。この写真のような2階の角の部分は、防水のルーフィングだけだとルーフィングが劣化してしまった場合に雨漏りになるケースが非常に多く、当社でも何件も修理工事をお引き受けしています。
55これらは屋根瓦の裏側で見えなくなる部分ですので経年劣化はほとんどありません。様々な雨漏り修理をさせていただいた経験から当社ではこの排樋を設置しますが、この排樋の効果を体感できるのはおそらく20年以上経った後です。新築工事の雨漏り保証は10年ですが、保証終了後も安心です。
56屋根の横の部分の排樋は軒先まで伸ばします。屋根瓦を施工した後にもう少し短くカットしますのでほとんど見えなくなってしまいますが、とても大切な部材です。
57屋根の軒先は耐久性の高い強化樹脂の面土(めんど)という部材を取り付けています。所々に小さな穴が開いていて、防水層の上に入り込んだ水をここから排出します。一般的に使用されている木よりも高価なのですが耐久性が全く違う専用部材です。
58軒裏はUV塗装された杉の無垢板を張っていきます。見た目を良くする役割の他に、骨組みの部分を覆うように化粧材を施工することで、交換のできない骨組みの部分を守る役割があります。長持ちする家づくりでは大切な要素です。
59窓サッシが取り付きました。一般的な内断熱工法の場合は上棟が終わったら窓サッシを取り付けられるようになりますが、外張り断熱工法の場合は断熱材の施工が先です。ここまでできると大分家らしくなります。
60再び屋根の上です。屋根瓦を固定するための瓦桟(かわらざん)という木を施工しました。屋根に対して横方向に施工します。前に施工した通気ベニヤとクロスするようになっていて、水がしっかりと流れるようにしてあります。

壁外壁下地工事

61 壁にも外壁の下地を取り付けていきます。屋根と同じように縦方向に通気ベニヤを入れ、その後に横に胴縁(どうぶち)という木を施工します。素材は耐久性の高いヒノキ材を使用しました。壁の断熱材は50cmもの厚みがあるため、確実に構造体まで届くように一つ一つ下穴を開けて施工精度を高めます。
62下穴を開けた部分に外張り断熱用のビスを取り付けていきます。外張り断熱は断熱材の厚みがある分外壁の重みで壁が垂れやすいですが、専用のビスを使えば垂れる心配がありません。このビスは1本で成人男性一人を支えるほどの強度があります。

屋根瓦工事

63屋根瓦が現場に運び込まれました。昔のように瓦土を使わず、専用ステンレスビスで固定する方式の瓦です。瓦同士が引っ掛け合う構造で、台風などが来ても非常にめくれにくい製品です。
64壁の外壁下地の胴縁の施工が完了しました。エアサイクル工法の断熱材は表面にアルミを張ってあり、赤外線を強力に反射します。夏場の熱を反射するので家の中は驚くほど涼しいのが特徴です。
65次は2階の屋根に太陽光パネルを施工する準備です。瓦工事と太陽光パネルの設置工事は同時進行で協力しながら進めていきます。
66パネルを取り付ける台を架台(かだい)と言いますが、瓦に穴を開ける方法と開けない方法があります。せっかくの新しい瓦ですから瓦に穴を開けずにできる方法を採用させていただき、パネルの電源コードなども見えないように処理しました。
67排樋を設置した壁際も瓦を施工中です。昔は瓦土で瓦下地を作っていましたが、今は南蛮漆喰(なんばんしっくい)というより水に強い素材で瓦下地を作ります。一番高いところも耐震性に優れた専用金具で下地にガッチリと固定していきます。
68瓦の上に木の下地を施工してから板金を施工していきます。細かな部分ですが、角の重ね合わせの部分を綺麗に内側に曲げ込んで見た目良く錆びにくく収めた職人技です。板金工事は職人さんの腕によって仕上がりが左右されやすい部分ですが、家の仕上がりに大きく関わりますので当社では細部の技術面でも細かくチェックしています。
69屋根瓦の施工がほぼ完了しました。屋根が施工されると大分家がどっしりと落ち着いて見えます。この間に内部の工事も平行して進んでいます。

室内下地工事

70断熱材を施工した部分を室内から見たところです。屋根の断熱材は屋根の勾配に沿ってピッタリと入り、壁の断熱材は家の柱などの構造体をすっぽり覆っています。家をまるごと包み込むことで構造体を守るので、構造体が長持ちし室内も快適になるのです。
711階の床は根太(ねだ)という下地材を施工しました。水平であることを確認しながら丁寧に施工していきます。このとき素性の悪い木、例えば節が大きかったり反ったりしている木は使わないようにするため、1本1本をチェックします。
72基礎の内側は高性能な断熱材を立ち上がり部分と水平部分に施工しました。基礎立ち上がり部分に施工した白アリを防ぐ素材を混ぜた断熱材もありますから、過剰とも思えるほどの断熱材です。目標の性能を設定し、計算して必要な断熱材の厚みを設定しています。
73水とお湯の配管です。こちらはヘッダー配管と言って、ヘッダーと言う分岐元になっている部材からすべての場所への配管を分けています。水漏れなどのトラブルがあったとき、どこでトラブルがあるのかがすぐに分かり修理しやすい方式です。
74先ほど施工した床下地、根太の上に合板を施工する準備が整いました。昭和の時代は根太の上に直接床材を施工していましたが、現在は一枚合板を施工してから床材を施工します。そのため、耐久性と丈夫さは格段に高まりました。
75和室も大工さんの手によって下地作りが進んでいきます。素材からこだわった本格的な和室ですから、やはりベテランの腕の良い大工さんにしか施工できません。和室の床は畳となるため、荒床(あらゆか)といって杉の板を張っていきます。
76作業場で手加工していた鉄砲型の梁です。勾配天井で見せたかったので、あえて鉄砲型の丸太を選びましたが空間に結構マッチしているのではないでしょうか・・・。
78工事中の様子をお客様にチェックしていただいています。この段階になると室内のイメージが大変つかみやすくなってくるので、電気配線や造作棚などの打ち合わせや確認も現場で行うことがあります。
79壁下地も少しずつできてきました。こちらはダイニングですが、梁を見せる構造にして少し構造を低く組んでいます。構造を下げることで上に計画した小屋裏収納の空間を広く取ることができます。
77ピアノを置く予定となった位置には追加で床補強をしました。ピアノは200kg以上の重さがあり、長期間集中した重みがかかると床がたわんでしまう心配があります。床は非常に強度が高くなっていますが、後からでは対応が難しい部分なので予め補強をしておきます。
80筋交いなどの構造体の内側に壁下地や建具を引き込むためのスペースを作っています。建具を引き込んで内部の掃除ができなくなってしまわないように、この時点で点検口を設置しておきます。お手入れをするタイミングは必ず来ますので、大切な部分です。
81階段は収まり上、床を施工する前に張る必要があるため、室内でも比較的早い段階で施工する部分です。壁や天井を仕上げてしまう前に電気配線などの工事も済ませておきます。

外装工事

82外装も平行してどんどん進みます。先ほど施工した外壁下地の胴縁の上に防水シートを施工しました。銀色に輝くエアサイクルの断熱材で防水層は完成していますが、念を入れてもう1層防水層を重ねた2重防水です。
83防水シートを張り終わったその上に外壁材を施工していきます。縦張りの無塗装のサイディングを施工し、目地をコーキングで丁寧に処理していきます。この状態で外装が完成しているようにも見えますが、完成まではもう少しかかります。
84外壁サイディングを張り終わった後はいよいよ塗装です。窓などがペンキで汚れないようにビニールの養生をします。屋根の先端部に板金が巻かれたのにお気づきでしょうか。この板金を巻いておくとおかないとでは下の木部の耐久性が全く違ってきます。30年以上家を持たせたいのなら必ず付けるべき部材です。
85外壁塗装が完了しました。吹き付けタイルといって外壁面全体に塗装の膜を作る工法です。通常の工場で塗装済みのサイディングと違い、最も痛みやすい目地コーキングの部分を塗装の膜でコーティングできるので、最初の塗装までの期間にゆとりができるというメリットがあります。
86瓦の上に見えているのが2階の角の部分の排樋です。近づいて見ないとあまり気づかない程度の大きさです。
87雨樋は大きめで排水量が多いタイプを選択しました。母屋(もや)という屋根を支える構造体が見えていますが、こちらは木材へ浸透する保護塗料で塗装しました。
88かわらの施工が完了する前は軒先まで伸ばしていた、屋根の横の部分の排樋です。瓦に隠れる程度の位置でカットしていましたので近づいてやっと分かる程度です。

室内仕上工事

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室内では仕上げの工事に入り、勾配天井に杉の無垢板を施工していきます。広範囲で見える部分なので、材料を全部広げて木目を確認(仮並べと言います)してから木目がバランスよく見えるように施工していきます。

90リビングの勾配天井も張り終わり、現場で職人さんと相談しながら電気配線の位置などを打ち合わせして位置決めなどの細かな確認作業を進めていきます。
91ダイニングの天井は構造を見せつつヒノキの綺麗な合板で仕上げです。構造体がそのまま見える部分なので、ここの部屋の落としこみ根太は節が無く木目のきれいな物だけを加工時に選別してあります。ちょっとのミスも許されない、施工も大変気を使う部分です。
92和室の造作材を取り付けています。部材は全てヒノキ材で統一して、木目のバランスなどにもこだわって材料を選択しました。
93お客様の家の庭に以前植えられていた、松の木の板を平らに加工しています。製材してから作業場の中でしっかり自然乾燥させると木の癖が出て反ってきますが、チョークで反った部分に印を付けて手作業で平らに加工しています。
94天井が仕上がった部分は照明器具を取り付ける穴をあけ、あらかじめ準備しておいた電気配線を取り出します。こちらは埋め込み式のダウンライトを取り付けるので、取付位置と大きさに注意しながら作業をします。
96シンプルな和をご希望いただいていましたので、照明器具はすっきりとしてお手入れも楽な埋め込み式の照明で計画しました。LEDタイプでお手入れも楽です。
98木の下地を入れ終わったら壁の下地ボードを施工していきます。壁のボードが張られると部屋の広さをかなり実感しやすくなります。

95和室の中でも格が高い部分である床の間ができてきました。和室は囲うなどに非常に時間がかかる部屋ですが、大工さんの腕の見せ所でもあります。
97和室の前にある広縁の床にはヒノキの無垢板を選びました。赤味と白味のバランスが良くなるように天井の無垢板同様、仮並べをしてから施工していきます。
108和室の床の間の上に計画した神棚は、鳥居を付けて豪華にさせていただきました。神棚は家相的に適切な場所や高さだけでなく、素材なども考えて計画しなければなりません。
104調整しながら建具を設置していきます。とても几帳面でよい仕事をしてくれる職人さんです。
105和室の仕上げとなる塗り壁を塗っていきます。平らに、綺麗に仕上がるように丁寧に縫ってもらいます。埃などが付いてしまうとやり直しになってしまうため、他の作業が無いタイミングで塗り壁作業に入ります。
106和室や広縁など、素手で触る木がある部分は「磨き」といって保護ワックスをつける作業をしていきます。この作業をしっかりとやっておけば、新築時の綺麗な状態が長持ちします。
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エアコンやスイッチ・照明器具も取り付き、磨き作業も終わりそうです。後は畳が入れば和室も完成です。

99玄関正面の飾り棚です。カウンター材はお客様の自宅に元々植えられていた松の木を伐採して乾燥させておいたものを使用しています。カウンターの左にはヒノキの大黒柱が存在感を出しています。
101和室も同様に壁下地ボードの施工完了です。埋め込み式のエアコンがあるので、このタイミングで取り付けていきます。
102キッチンの本体の施工も完了しました。開放的なキッチンで、お手入れが楽なステンレス製のキッチンをご選択いただきました。
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階段ホールも壁下地ボードの施工が完了しました。後は壁の仕上げにケナフで作られたクロスを施工するだけです。ケナフとは植物の名前ですが、これを原料にしてできたクロスは湿気の調整機能があり室内環境を整えてくれます。

110ダイニングの照明器具も取り付きました。ダイニングテーブルを上からやわらかい光で照らし、食事をおいしく見せる照明器具です。
103小屋裏収納です。こちらは物置として使用するため特に仕上げはありません。ダイニングの天井を20cmほど下げた分、この小屋裏収納の高さが高くなって使いやすくなっています。
109ダイニングに計画した蓄熱式暖房です。オール電化契約の、安い深夜電力を利用してこちらの蓄熱レンガに熱を蓄える仕組みになっています。冬の朝起きると2階まで暖かく、特にダイニングとキッチンは体の心から暖かくなります。

建物完成

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当社でお住まいをご検討くださっている方が、完成した建物を見学しに来て下さいました。漆喰塗りの壁や、木をふんだんに使用した内装を気に入って下さいました。

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家が完成した後はアプローチの工事に入ります。敷地形状と家を生かすように現場で何度も打ち合わせして決めていきます。庭が広いので、草取りの負担を軽減する工夫をした庭を施工中です。

完成の様子は次のページで詳しく掲載されております。
ぜひ合わせてご覧ください!
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